「テレビをつけたらちょうど8回だったんで、目が離せなくなっちゃいました。金足農業の準々決勝は良い試合だったよー、決勝がんばってほしいね!」

とか、

「公立高校でがんばっているので、ぜひ金足農業には決勝がんばってほしいです!」

とか、

「金足農業は全力を尽くして、王者の大阪桐蔭に挑んでほしいです。がんばってください!応援してます!」

などなど・・・

応援してるのかわからん

これらは、車のラジオで聞いた話なのですが、ここ1週間くらいはこういう話が多かったです。

良いんですよ、応援するのは自由ですからね。

でも、必ず最後にこう付け足すんです・・・

「といっても、秋田に縁もゆかりも無いですけど」
「まあ、私は秋田出身ってわけじゃないですけど」
「出身は東北じゃなく、神奈川なんですけど」

 
金足農業がんばっているから、応援しているけど・・・

秋田出身とは思われたくないんだね

 
ほんと、必ず付け足しますよね。

 
確かに思います。

金足農業は流行りだから応援するけど、秋田が好きなわけじゃない・・・ていうか、秋田ってダサい

でも、大阪とか近江とか、関東人としてはあまり応援できない・・・

甲子園は大阪じゃないけど

野球にあまり興味が無い人は、甲子園が大阪にあるなんて思ってしまう人もいるくらい、「地元大阪の・・・」と紹介されることが多い大阪桐蔭ですから、決勝の甲子園球場の観客は大阪桐蔭を応援する人が多いでしょう。

さらに、大阪桐蔭の監督は報徳学園出身だそうで、もう地元西宮市民も全力で応援できる環境が整っています。

 
だから、決勝戦ではもちろん大阪桐蔭の応援の声が大きい!歓声もため息も、大阪桐蔭寄りの雰囲気です。

そんなの、あたりまえです。

 
1回の表の金足農業は三者凡退

よし!大阪桐蔭やったぞ!完璧に抑えた!

球場はそんな雰囲気に包まれてます。

そんな球場の雰囲気を代弁

1回の裏の大阪桐蔭フォアボールとヒットで、ノーアウト1塁3塁の場面で、大阪桐蔭3番の中川君が三振

「えー!がっかり!」
「何やってんだよ!」
「でも次は4番だしな!」

そして次は大阪桐蔭4番の藤原君・・・三振

「おいおい、何やってんだよ!」
「えー、もうツーアウトだよ!」
「今の、ボールだろ!」

球場中が、大阪桐蔭が点に結び付けられないのにやきもきしています。

 
大阪桐蔭5番の根尾君はフォアボール

「よしよし、満塁だぞ!」
「頼むぞ6番!!」

大阪桐蔭6番の石川君はなんと2塁打!大阪桐蔭3点先制!

「よし!やったぞ!」
「金足農業のピッチャーも大阪桐蔭打線にはかなわないようだな!」
「これは、大阪桐蔭の余裕勝ちでしょ!!」

 
そうです。このとき、
大阪桐蔭の余裕勝ちだぜ!の雰囲気に球場全体がシフトしたのです。

大阪桐蔭王者の貫禄

ここからの球場の雰囲気は違いました。

大阪桐蔭が優勝することを確信した、地元の観客たちは「金足農業がんばれ」と言い始めたのです。

さっきまで、秋田から来た田舎者に大阪桐蔭が負けるわけにはいかないだろ!と全力で大阪桐蔭を応援していた観客たちなのに・・・

 
金足農業の攻撃に一喜一憂、歓声やため息も上がります。

金足農業が優勝できない雰囲気になってきたから、ようやく安心して金足農業を応援する感じ?

 
大阪桐蔭優勝!負けた金足農業にも歓声が上がります。

なんていうか、マラソン大会で遅れてゴールする太った生徒に拍手をする感じ・・・

完全に見下しているでしょ!!

 
そしてやっぱり、

「金足農業残念だったなー」
「でも、決勝に進んだだけでもすごいぜ!」
「感動をありがとう!」
「良くがんばった!!」

と賞賛する最後には必ず・・・

でも私、秋田出身じゃないけどね

今日のごはん

なすと鶏挽肉の丼
メイン:なすと鶏挽肉の丼

<無添加料理レシピ>
なすが手に入ると、ついついやってしまうこのレシピ。おしゃべりクッキングさまさまです。

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